ヒペリカム(弟切草3種)、 そして 万葉集より抜粋

オトギリソウ(弟切草)
ナントも物騒な名前ですね、れっきとした花の名前です。

弟切草の花言葉は、そのかわいらしい姿に反して、ネガティブなものが多いですよね。これは、ある鷹匠の兄弟の伝説にちなんでいます。

昔、ある鷹匠は、鷹が傷ついたときの治療薬として弟切草を使っていました。仲間の鷹匠には草の名前を明かしていませんでしたが、ある日彼の弟がうっかり他の鷹匠に秘密をバラしてしまいます。これに怒った鷹匠は、弟を斬り殺してしまいます。このエピソードから、「弟切草」と名付けられました。また、葉っぱの黒い斑点は、弟の血しぶきが飛んで残ったものをされています。

それではこれから三種類のオトギリソウをお見せしましょう。
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ビョウヤナギ(未央柳)  オトギリソウ科  オトギリソウ属

学名: Hypericum chinense var. salicifolium

原産地: 中国の中南部、広西省から湖北省西部、四川省東部に分布

半常緑低木

高さは1メートルほどになり、枝は弓なりに枝垂れます。葉は長楕円形で、十字状に対生します。6月から7月ごろ、枝先に鮮やかな黄色い花を咲かせます。花弁はやや巴状に平開し、花弁よりも長い雄しべがたくさんつきます。




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コボウズオトギリ(小坊主弟切)  オトギリソウ科  オトギリソウ属

学名: Hypericum androsaemum  

原産地: ヨーロッパ西部〜南部原産

半常緑小低木

高さは30cm〜1mくら。葉は卵形又は卵状楕円形で葉柄はなく対生する。花は集散花序につき、直径約2cmの黄色い花が咲き、果実の色が赤から黒色に変化する。大きな萼片5個は平開、花弁5個、雄しべ多数、柱頭は3裂。萼は花後も残る。花期は6〜8月。
 




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キンシバイ(金糸梅)  オトギリソウ科  オトギリソウ属

学名: Hypericum patulum

原産地: 中国原産ですが、わが国でも古くから庭木として植えられています

半落葉低木

葉は卵状長楕円形で2列対生します。6月から8月ごろ、光沢のある黄色い5弁花をいっぱい咲かせます。長い雄しべを金糸(きんし)、花弁のかたちを「うめ」に見立てて名づけられました。


弟切草には、多くの効果効能があると言われています。

まず抗菌や、鎮痛効果。こちらは主に生葉に含まれる成分の働きで、搾り汁を打撲傷や創傷に塗布することで、効果を発揮すると考えられています。

次に月経不順の矯正や、鎮痛効果。こちらは実に含まれる成分の働きで、漢方の世界では「小連翹(しょうれんぎょう)」という名称で親しまれます。

このほかに抗酸化作用なども認められるようです。





『万葉集より抜粋』 

巻二〇ー四三一六、天平勝宝6年7月28日,作者:大伴家持

「題詞」 

多可麻刀能 宮乃須蘇未乃  努都可佐尓 伊麻左家流良武 乎美奈弊之波母
たかまとの みやのすそみの のとかさに いまさけるらむ をみなへしはも


<大意>
高圓の 宮の裾廻の 長閑さに 今咲けるらむ をみなへしはも 


[tabibito的解釈]
高円山の宮の山裾の長閑さに今ごろはおみなえしが咲いているだろうなあ


<一言>
のとかさ【長閑さ】: おちついて静かなさま。 ゆっくりと、あわてないさま。

をみなへし【女郎花】: オミナエシ科オミナエシ属の多年草の女郎花(おみなえし)です。日当たりの良い山地や草原に生え、初秋に黄色い小さな花を咲かせます。粟花(あわばな)ともいいます。原産地は日本です。 

は・も[連語]: 係助詞「は」+係助詞「も」感動・詠嘆を表す。…はまあ。…だなあ。

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