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zoom RSS 梅は咲いたが春は未だ先? そして 万葉集より抜粋

<<   作成日時 : 2017/01/20 20:08   >>

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昨日から高槻では梅の便りが続々と入ってきます。
紅梅です。
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白梅も
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梅は咲きましたがお天気の方は今晩からまた冷え込んできて北部では雪、場合によっては大雪とのニュースです。
我が家の近くではお昼前小雪がチラチラしていましたが午後には底冷えはしていますが雪は止んでいます。





万葉集より抜粋

巻十九・四一六四 天平勝宝2年3月3日,作者:大伴家持推敲,帰雁,高岡

追和山上憶良臣作歌
   
[題詞]慕振勇士之名歌一首 并短歌

知智乃實乃 父能美許等  波播蘇葉乃 母能美己等  於保呂可尓 情盡而     念良牟   其子奈礼夜母  大夫夜   无奈之久可在   梓弓    須恵布理於許之 投矢毛知  千尋射和多之  劔刀    許思尓等理波伎 安之比奇能 八峯布美越   左之麻久流 情不障     後代乃   可多利都具倍久 名乎多都倍志母

 ちちのみの ちちのみこと ははそばの ははのみこと おほろかに こころつくして おもふらむ そのこなれやも ますらをや むなしくあるべき あづさゆみ すゑふりおこし なぐやもち ちひろいわたし つるぎたち こしにとりはき あしひきの やつをふみこえ さしまくる こころさやらず のちのよの かたりつぐべく なをたつべしも


<大意>
ちちの実の 父の命 ははそ葉の 母の命 おほろかに 心尽くして 思ふらむ その子なれやも 大夫や 空しくあるべき 梓弓 末振り起こし 投矢持ち 千尋射わたし 剣大刀 腰に取り佩き あしひきの 八峰踏み越え さしまくる 心障らず 後の代の 語り継べく 名を立つべしも


[tabibito的解釈]
父君も、母君も、いい加減に心を傾けて思っているような、そんな子であるものか 大夫たる者は、むなしく世を過ごしてよいものか 梓弓の先を振り立てて、投げ矢を手に取ってずっと遠くまで射通し、剣大刀を腰にしっかりさして、峰々を踏み越えて、さしまくる御心のままに働き、のちの世の語りぐさになるように、名を立てるべきである


<一言>
ちちのみ【知智乃実】: 未詳。万葉集に2例。いずれも「ちちの実の父」と父にかかる枕詞で、同音のくり返しによる枕詞として、「ははそ葉の母」と対にして大伴家持が生み出した表現。乳(ちち)の音の連想から、白い樹液を出すイヌビワの実、あるいは幹に垂れ下がる気根が乳房のようなイチョウの実とも。

ははそは【波播蘇葉】: ハハソはブナ科のナラ・クヌギなどの総称で、その葉のこと。後世、佐保山などの紅葉の美しさがうたわれるが、万葉集にはそうした例はみられない。万葉集に3例。1例は藤原宇合の山科の小野の歌(巻9・1730)。2例はいづれも家持作で、「ははそ葉の母」と同音の繰り返しによる修辞の枕詞。越中万葉歌には1例で、「ちちのみの父」とともに、父母に対する敬愛の情をしめす表現の中に用いられている。

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コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
 寒さの中で、可憐な梅のつぼみや花にほっとします。
 「ははそは(波播蘇葉)」ということば、響きが美しいですね。謎めいているところが、よけい魅力を感じます。
般若苑
2017/01/22 12:02
般若苑さまへコメントに気持ち玉も有難う御座いました。
大和言葉は有ってもまだ仮名もない時代中国伝来の漢字で一音一字で漸く文章を作っていた時代ですから苦労して花や物、の名前を漢字で表記するのに苦労していますね、当然人によっては使う漢字も違うので使う方もそれを読む方も苦労したでしょうね、
この後カナや平仮名が出来て色々な品物の漢字表記が決まりテ、ニ、オ、ハなどの助詞が出来たから漸く意味の取り違えも少なくなり誰でも読めるようになったのですね、苦労したせいか日本語には美しい響きの言葉が多いですね。
tabibito
2017/01/22 21:26
もも先生さまへ
気持ち玉を有難う御座いました。
tabibito
2017/01/24 23:53

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