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zoom RSS 霧島躑躅、八重桜、花水木 そして 万葉集より抜粋

<<   作成日時 : 2015/04/21 20:59   >>

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キリシマツツジ(霧島躑躅)  ツツジ科  ツツジ属

別名: クルメツツジ(久留米躑躅)

学名: Rhododendron obtusumvar. obtusum

原産地: 九州に自生する「ヤマツツジ」と「ミヤマキリシマ」の種間交雑種といわれています

半常緑低木


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ヤエザクラ(八重桜)  バラ科  サクラ属

学名: Last modified

原産地: 園芸種

落葉高木


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ハナミズキ(花水木)  ミズキ科  ヤマボウシ属

別名: アメリカ山法師

学名:  Cornus florida

原産地: アメリカの東部から中部に分布

落葉高木



万葉集より抜粋

[題詞]哀傷長逝之弟 長歌一首 并短歌

巻十七・三九五七 作者 大伴宿祢家持 長歌一首

安麻射加流 比奈乎佐米尓等 大王能   麻氣乃麻尓末尓 出而許之  和礼乎於久流登 青丹余之  奈良夜麻須疑氐 泉河    伎欲吉可波良尓 馬駐    和可礼之時尓  好去而   安礼可敝里許牟 平久    伊波比氐待登  可多良比氐 許之比乃伎波美 多麻保許能 道乎多騰保美  山河能   敝奈里氐安礼婆 孤悲之家口 氣奈我枳物能乎 見麻久保里 念間尓     多麻豆左能 使乃家礼婆   宇礼之美登 安我麻知刀敷尓 於餘豆礼能 多波許登等可毛 波之伎余思 奈弟乃美許等  奈尓之加母 時之波安良牟乎  波太須酒吉 穂出秋乃     芽子花   尓保敝流屋戸乎 言斯人為性好愛花草花樹而多植於寝院之庭故謂之花薫庭也 安佐尓波尓 伊泥多知奈良之 暮庭尓   敷美多比良氣受 佐保能宇知乃 里乎徃過    安之比紀乃 山能許奴礼尓  白雲尓   多知多奈妣久等 安礼尓都氣都流 佐保山火葬故謂之 佐保乃宇知乃 佐刀乎由吉須疑
あまざかる ひなをさめにと おほきみの まけのまにまに いでてこし われをおくると あをによし ならやますぎて いづみがは きよきかはらに うまとどめ わかれしときに まさきくて あれかへりこむ たひらけく いはひてまてと かたらひて こしひのきはみ たまほこの みちをたどほみ やまかはの へなりてあれば こひしけく けながきものを みまくほり おもふあひだに たまづさの つかひのければ うれしみと あがまちとふに およづれの たはこととかも はしきよし なおとのみこと なにしかも ときしはあらむを はだすすき ほにいづるあきの はぎのはな にほへるやどを                            あさにはに いでたちならし ゆふにはに ふみたひらげず さほのうちの さとをゆきすぎ あしひきの やまのこぬれに しらくもに たちたなびくと あれにつげつる          さほのうちの さとをゆきすぎ

<大意>
天離る 鄙(ひな)治(をさ)めにと 大王(おほきみ)の 任(ま)けのまにまに 出でて来し 吾(われ)を送ると 青丹(あをに)よし 奈良山過ぎて 泉川 清き河原に 馬留め 別れし時に 真幸(まさき)くて 吾(われ)帰り来む 平(たひ)らけく 斎(いは)ひて待てと 語らひて 来(こ)し日の極(きは)み 玉桙の 道をた遠み 山川の 隔(へな)りてあれば 恋しけく 日(け)長きものを 見まく欲(ほ)り 思ふ間(あひだ)に 玉梓の 使の来(け)れば 嬉しみと 吾(あ)が待ち問ふに 逆言(およづれ)の 狂言(たはこと)とかも 愛(は)しきよし 汝弟(なおと)の命(みこと) 何しかも 時しはあらむを はだ薄(すすき) 穂に出(づ)る秋の 萩の花 にほへる屋戸(やと)を (言ふところは、その人、性、花草・花樹を好愛(め)でて、多く寝院の庭に植る。故に花(はな)薫(にほ)へる庭といへり) 朝庭に 出で立ち平(なら)し 夕庭に 踏み平(たいら)げず 佐保の内の 里を行き過ぎ あしひきの 山の木末(こぬれ)に 白雲に 立ち棚引くと 吾(あれ)に告げつる  (佐保山に火葬(ほふむ)れり。 故に佐保の内の里を行き過ぎと謂ふ)


[tabibito的解釈]
都から遠く離れた鄙を治めなさいと大王の御任命に従って出発してきた私を送ると、青葉が美しい奈良の山を過ぎて、泉川の清らかな河原に馬を留め、別れた時に「無事に私は帰って来よう、元気で私の無事を祈って待ちなさい」と語らって、この越中の国にやって来た日を最後として、都で立派に官使えを務めているかどうかもはるか遠く、山川の隔てがあり思うに任せない、恋しく思う日々も長く、会いたいと思っている間に、立派な梓の杖を持つ官の使いがやって来ると、「嬉しい便りでしょう」と私が使いを待って問うと、逆言でしょうか、狂言でしょうか、愛しい私の弟の貴方が、どうしたことでしょうか、まだお迎えが来るような年でもなくそのような時でもないのに、はだ薄の穂が出る秋の、萩の花が咲き誇る家を(語るところは、その人、性格は花草・花樹を愛して、多くを寝院の庭に植える。そのため、花薫る庭と云われた)朝の庭に出て立ち尽くし、夕べの庭に足を踏み立つこともせず、「佐保の内の里を通り過ぎ、葦や檜の生える山の梢に、あのお方は白雲となって、棚引かれていらっしゃいます」と私に告げました。(佐保山に火葬をした。それで「佐保の内の里を行き過ぎ」と云う)


<一言>
この長歌は大伴の宿祢家持が任地の福井に来ている間に可愛がっていた弟(大伴の宿祢書持)が死んだという知らせを受けて作った歌です。行間に愛する弟を喪った悲しみが滲み出ていますね。

あまざかる【天離る】〔枕詞〕: 空遠く離れているところ。 一説に、空遠く離れている、日々の意から「向かふ」「鄙」に掛かる。

ひな【鄙】: 都を離れた土地。 田舎。

まけ・の・まにまに【任のまにまに】 : 御任命に従って。

いでてこし【出でてこし】: 都を出てくる。

いづみがは【泉川】: 今の木津川。 

まさきく【真幸く(サキクに同じ)】: さいわいに。 無事に。 変わりなく。

たいらけく【平らけく】: 穏やかに。 平穏無事に。

いはいて【祝ひて】: 祝って。

かたらひて【語らひて】: (お互いに無事でと)声を掛け合って。

こしひのきわみ【来し日の極み】: その日を最後に。

たまほこの【玉鉾の】: 玉梓に手紙を掲げた。

みちをたどほみ【道をた遠み】: 道は随分と遠いので。

やまかわの【山川の】: 山川が。

へなりてあれば【隔りてあれば】: 隔てることであれば 。

こいしけく【恋しけく】: 恋しさは。

けながきものを【日長きものを】: 募るばかり。

みまくほり【見まく欲り】: 一度会いたいものだと。

おもふあいだに【思ふ間に】: 思っていたところに。

つかひのければ【使ひの来れば】: 使いが来たので。

うれしみと【嬉しみと】: よき便りかと。

あがまちとふに【吾が待ち問ふに】: 尋ねたところ。

およづれの妖【妖(およづれ)の】:  他をまどわすことば 。

たはこととかも【戯けた言葉】: ふざけたことば。妄語。冗談。

はしきよし【愛おしい】: 懐かしい。

なおとのみこと【汝弟の命】: 弟が。

なにしかも【何しかも】: 「何しか」を強めたいいかた。 どうしてまた。 一体なんでやねん。

ときしはあらむを【時しはあらむを】: 時はほかにあろうものを。

はだすすき【はだ薄】: はだ薄が。

ほにいづるあきの【穂に出づる秋の】: 穂に出る秋の。

にほえるやどを【にほへる宿を】: 咲きにおう庭を 。

あさにはに【朝庭に】: 朝庭に出て 。

いでたちならし【出で立ち平し】: 土を均して。

ゆふにわに【夕庭に】: 夕庭に。

ふみたいらげず【踏み平げず】: 花を匂う楽しみもうちすてて 。

さほのうちの【佐保の内の】: 大伴家の地元を。

さとをゆきすぎ【里を徃過ぎ】: 里を通り過ぎ。

やまのこぬれに【山の木末に】: 山の樹々の梢に。

しらくもに【白雲に】: 白雲となって。
 
たちなびくと【立ち靡くと】: 立ちたなびいていると 。

あれにつげつる【吾れに告げつる】: 私に告げたのだ。


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